実務の話〜その24〜 「年末調整〜その1〜」

実務の話〜その24〜 「年末調整〜その1〜」

 実務の話〜その24〜 「年末調整〜その1〜」

経理を担当されている方は、そろそろ年末調整事務の準備にとりかかられてい
るころではありませんか?社員のみなさんに「マル扶」や「マル保」の用紙を
配布して生命保険や損保の控除証明の提出を求めたり、、、。


年末調整は、多くのサラリーマンにとっては、冬季賞与と並ぶ関心事なんです
ね。我々経理から見ると、「貯金していたお金が無利子で返ってくるだけ」な
のに。


所帯持ちのご主人にしてみれば、本来「所帯家計簿会計」へ組み入れられるべ
き収入を直接自分の臨時収入にしてしまうことだってできるのですから、無理
もないですね。


年末調整の還付金だけ、銀行振込ではなく現金手渡しの慣習を続けている会社
もあるんですね。世の奥様方は、要チェックですね。


そもそも、年末調整は確定申告の1種なんです。確定申告は収入のある個人法
人が義務付けられています。しかし、すべての個人が確定申告をするとなると、
おそらく税務署が通勤電車のホームみたいになるでしょうね。


そこで、給与所得者については、「年末調整」事務により確定申告を省略して
いるのです。しかも、年末調整は該当者を法律で拘束していますから、「確定
申告をするので年末調整は不要です。」とは言えないんです。もしこの発言を
許すと確定申告をしない人が増えるからです。


ともあれ、個人の申告を会社の経理がしてくれるのでありがたい話ですけれど、
経理からしてみれば給与計算事務が1回増えるくらいの手間なんですよ。


つづく