実務の話〜その23〜 「節税対策の失敗〜その1〜」

実務の話〜その23〜 「節税対策の失敗〜その1〜」

 実務の話〜その23〜 「節税対策の失敗〜その1〜」

節税対策はどこの会社でもしています。税金を節約するのが節税です。念のた
め。税金を逃れたら「脱税」です。節税は適法ですが、脱税は違法です。


会計期間の終わりが近づくと文房具等の消耗品を多い目に買ったりするでしょ
う!あと、切手や収入印紙、新幹線の回数券を買ってチケット屋へ売却したり、、、
←これは違法ですからね。本当は。


ちょっと脱線しました。で、本題に戻ります。決算期が近づいてきて車を買う
ことになったんですね。大きな買い物をしよう、ということで。もう、この話
のオチがわかっちゃいましたか?


ぎりぎりになって、あわてて見積もりを要求して、納車されたのが決算月でし
た。一応、ぎりぎり間に合った形なんですが、さにあらず。


その年の1年分の減価償却は拒絶されました。顧問の税理士先生に。当たり前
です。実質1ケ月も使っていない車が1年分の償却を認められるはずがありま
せん。


その目論見の12分の1が認められました。これは、適法です。(笑)


減価償却には、いろいろな約束があり、一筋縄では理解できません。このよう
なエピソードを織り交ぜながら話を進めていきます。


つづく