第23号 「減価償却(げんかしょうきゃく)」 

第23号 「減価償却(げんかしょうきゃく)」 

 簿記の話〜その23〜 「減価償却(げんかしょうきゃく)」


会社の会計期間は、普通1年間ですが車両を購入したとします。この車は、1
年だけ乗った後捨ててしまいますか?捨てませんよねー、もったいない。


と、いうことは、車を買った当期にすべてを費用計上するのは適当ではないで
すね。車を乗る期間に按分して費用を計上するべきです。でないと、車を買っ
た年だけ決算が赤字になったらその財務諸表は正しい企業活動を表示している
とは言えません。


収益と費用がマッチしていないとだめ、という考え方です。これを「期間損益
計算(きかんそんえきけいさん)」といいます。費用は、収益の発生に合わせ
るという考え方です。税務署のチェックもここに入ります。(笑)


例えば、300万円の車を買って、5年間にその費用を按分する場合。単純に
割り算をすると1年分は、60万円の経費となります。これを5回繰り返して
300万円全部を費用化(償却)するわけです。


これを仕訳すると、
車両購入時は、

(車両)      300 / (未払金)   300

そして、決算時に

(減価償却費)    60 / (車両)    60

となります。毎年60万円ずつ車が減っていきます。車は1台のままなのに不
思議ですね。直接、車が減っていくので、「直接減価償却(ちょくせつげんか
しょうきゃく)」と言います。


車は、1台のままなのですが「帳簿上の価値」すなわち「簿価(ぼか)」が減
るのです。簿価が減って気持ちが悪い場合は、簿価を間接的に減らす方法があ
ります。


「間接減価償却(かんせつげんかしょうきゃく)」と言います。これは、次回
に説明します。


つづく