第20号 「売上原価〜その3〜」

第20号 「売上原価〜その3〜」

 簿記の話〜その20〜 「売上原価〜その3〜」

本日も、売上原価の話です。

期首商品棚卸高     50
当期商品仕入高    300
当期商品棚卸高    100
当期売上原価     250

この記述の仕訳を書いていきます。

1行目
前期の期末に残った商品は、前期の決算の仕訳で仕入代金から差し引いて商品として
貸借対照表へ持って行きました。ですから、今期もう一度売るために仕入へもどす必要
があります。ですから、

(仕入)   50 / (商品)   50

これで、商品代金が仕入れの方へ移動しました。自動的に売上原価へ加算されます。

2行目
当期中に仕入れた額の合計ですから、期中の仕訳で(仕入)で仕訳けたものが自動的に集まって
ますので、決算時には、この数字を拾ってくるだけで、OKです。特別に仕訳は不要です。

3行目
当期の期末に売れ残った商品をカウントして、仕入れの代金から差し引かないと正しい売上原価
が出てきません。ですから、

(商品)   100 / (仕入)   100

これで、当期の仕入から売れ残り分の代金を引くことができました。

4行目
特に仕訳は不要です。上3行の足し算、引き算の結果を書いているだけです。
実際に当期に売上となった分だけの仕入金額を計算するのが目的です。
50+300−100=250

この計算は、期首の棚卸高(前期末の棚卸高のこと)と当期の商品仕入れを併
せて販売したが、100残ったので結局売れたのが250になるので、250
が売上原価となる。と、意味しています。

売上げ原価の計算の記述で、足し算なのか引き算なのかをきちんと理解すれば、
わかりますので、やってみてください。もう、むずかしくないです。

期首商品棚卸高     50
当期商品仕入高    300
当期商品棚卸高    100
当期売上原価     250

簿記の勉強を進めていく中で、最初につまづくのが、この「売上原価」です。
つまづく原因は、わかっています。売上原価の計算なんて誰もしたことがない
のに新しい単語ばかりが登場して、言葉の意味もわからずに数字が書けるわけ
がないのです。3回に分けて、短期間で集中して連載しましたから、記憶に留
まることでしょう。(笑)売上原価は、軽くマスターしてくださいね。

つづく