第16号 「商品の売買〜その2〜」

第16号 「商品の売買〜その2〜」

 簿記の話〜その16〜 「商品の売買〜その2〜」

各論が始まってます。

三分法(さんぶんほう)の話をします。
前回の分記法とは違います。今回がスタンダードのやり方です。

商品を、200仕入れた。

(仕入) 200 / (買掛金) 200

この商品が売れると、、、

(売掛金)  300 / (売上)    300

となりました。さて、この仕訳では、「仕入」・「売上」という科目が出てき
ました。このような仕訳を三分法と呼んでいます。

仕入の段階で、商品が増えて買掛金が増えました。しかし、「商品」は出てき
ません。また、売上の段階で、商品が減って売掛金が増えました。しかし、「
商品」は出てきません。

仕訳には、「商品」科目が登場しませんが、「仕入」・「売上」が出てきます
ので、この差額により、粗利益の計算はできます。「粗利益(あらりえき)」
とは、売上から仕入を差し引いた単純な差額であるとここでは理解しておいて
ください。

前回の分記法の仕訳では、「商品売買益」がでてきました。今回の三分法では、
この「商品売買益」の代わりに「粗利益」の考えが取り入れられ、仕訳には登
場せずに差額によって、後で計算することになります。「後」とは、損益計算
書上において計算するということです。

さあ、第12号から各論が始まって、B/S・P/Lから遠ざかってしまいまし
た。次回は、少し損益計算書の話をします。今回登場した「粗利益」を説明す
るためにね。

つづく