実務の話〜その9〜 「与信取引の明暗その2」

実務の話〜その9〜 「与信取引の明暗その2」

 実務の話〜その9〜 「与信取引の明暗その2」

与信取引(よしんとりひき)とは、
商品の納品と代金の決済が同時に行われない取引をさします。

手形のジャンプのところで話が終わってましたね。
手形のジャンプの方法は、いろいろあります。

手形を振り出すときから計算して、
何日後に決済するかという日数のことを
手形サイトといいます。

例えば、8月末日に振り出すとき
支払期日を10月末日にすると
手形サイトは60日となります。

さて、この手形サイト60日で振り出した手形がいよいよ
60日後に期日を迎える前に先方から連絡がありました。

「申し訳ないが、期日を延ばしてほしい。」

これが手形のジャンプです。

具体的な方法としては、
振り出した手形を先方が回収し、
その代わりに、
期日を将来に延ばした新しい手形を振り出す。

これが、一番単純でわかりやすいジャンプです。

私が見つけた不正な手形ジャンプとは、、、

60日サイトで毎月振り出していた取引先が、
90日サイトに勝手に切り替えて次の支払いをしてきたのです。

ぼ〜っと、してたら見落とすところです。
相手は、こちらが指摘するまで沈黙したままでした。

こうなったら、信用もク○もありません!
営業担当からきびしく追及してもらい、
本来の60日サイトに書き換えてもらいました。
当然です。

それ以来、その取引先については、
回収について要観察で厳しく管理しました。

その取引先は、半年後に民事再生法を申請しました。
事実上の倒産です。

あ〜、怖い!