第5号 「商品の仕入」

第5号 「商品の仕入」

第5号

 簿記の話〜その5〜 「商品の仕入」」

今回は、最初に出たこのモデルを進化(変形)させていきます。

現金  500   借入金  200
          資本金  300

300の出資と200の借り入れにより、
500の現金が手に入りました。

この500を使って商品を仕入れます。

現金を支払わないと、商品を仕入れることはできません。
商売開始早々、掛売りをお願いすることはできませんので。
さぁ、この取引で出てくるのは、

現金と商品ですね。
ではどちらを右手で投げて、左手で受け取りましょうか?

投げるのは、現金ですね。現金を払うことで商品を入手します。
非常にわかりやすいです。

(商品)200 / (現金)200

この取引のあと、貸借対照表をつくりました。

現金  500   借入金  200
商品  200   資本金  300
          現金   200

あれっ?
現金が2箇所にあるよねぇ〜。
これは、見苦しいです!
整理しましょう。

現金  300   借入金  200
商品  200   資本金  300

右手で投げるために左手のボールを右手でつかむ。
もう、みなさんは気づかれています。
商品を仕入れるために現金を投げましたが
現金は左手にあったんですよね。

左手には500もの現金が入っているので、
そこから200を右手でつかみます。
ぐしゃっと、ワシづかみで。
次に、右手でつかんだ現金200をそのまま問屋さんへ投げます。

これで現金200がなくなりましたので
現金300です。
そして問屋さんから商品200が飛んできて
左手で受け取りました。

この状態が
現金  300   借入金  200
商品  200   資本金  300

現金は、200減っています。(←右手で問屋さんへ投げました)
その代わりに商品が200入っています。

簿記3級をすでに勉強したことのある方は、
上の貸借対照表が「試算表(しさんひょう)」であり
なおかつ、「商品」は「仕入」となって、
損益計算書に記載するべきである!

と、つっこみを入れたくなるところです。
少しお待ちくださいね。
次号で説明いたします。
今週号の表現の方が理解しやすいのです。

まずは、こう、覚えてください。
これは、貸借対照表の正式表記です。
日常仕訳はちょっと違いますけども、、、。

この号はここまで。
「貸借一致」は永久に不滅です(笑)。